写真で使う三脚の選び方を紹介します【素材・サイズ】

機材選び
この記事は約9分で読めます。

カメラを始めると、
三脚が必要になる撮影があります。

今回は三脚の選び方や、
三脚を購入する時の注意点などについて解説していきます。

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三脚が必要な撮影

三脚が必要な撮影例(花火)

写真は三脚がないと撮影が難しかったり、
あると便利な被写体があります。

三脚がないと撮れない被写体は

  • 花火
  • 水の流れ

などがあります。

花火の撮影方法は下の記事をご覧ください。

三脚があると楽に撮影できるのは

  • 風景
  • 動物・野鳥
  • 夜景

などがあります。

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三脚の種類

写真で使う三脚は、
用途に応じてサイズが変わります。

今回は

  • コンパクトでトラベル三脚とも呼ばれる小型の三脚
  • 風景撮影(夜景や花火を含む)などで使う中型の三脚
  • 動物や野鳥を撮影する時、
    大きなレンズが支えられる大型の三脚

大きく分けてこの3つになると思います。

まずは表を使い◎○△で簡単に比較します。
目安としてご覧ください。

三脚の種類 小型の三脚 中型の三脚 大型の三脚
価格帯

(2〜5万円前後)

(4〜8万円前後)

(5〜10万円以上)
重さ

(1kg前後)

(1.5kg〜2kg前後)

(2kg以上)
サイズ
耐久性
耐荷重

(3〜5kg前後)

(10kg以上)

(20kg以上)

トラベル三脚(小型)

小型軽量に設計されていて、
持ち運びやすさを重視して作られています。

コンパクトなため三脚の脚が細くなり耐荷重が低めになったり、
耐久性がやや劣ります。

コンパクトなカメラ(ミラーレスに標準レンズのセット)でしか使わない場合は、
トラベル三脚でも対応できます。

望遠レンズを使う場合はもう少し大きい三脚を選ぶことをお勧めします。

ミラーレスでコンパクトなレンズの組み合わせならトラベル三脚だけでもOK!
ただ、ミラーレスにズームレンズを組み合わせた場合、
カメラよりレンズの方が重たくバランスが悪くなることがある。

風景などで使う三脚(中型)

価格や耐荷重など、
全体的にバランスが取れている。

超望遠レンズはギリギリですが、
風景撮影などで多く使用する、
16mm〜200mmほどの焦点距離のレンズに、
フルサイズを合わせた重さにも耐えられる。

私が愛用しているLeofoto(レオフォト)の三脚、
LS-324CEXについて下の記事で紹介しています。

動物や野鳥撮影で使う三脚(大型)

大型のレンズを載せても安定して撮影できるように、
三脚自体も大型化します。

その分価格も上がります。

大は小を兼ねるということで、
大型の三脚が一つあれば、
小さいカメラから大きいカメラまで対応可能です。

ただ、持ち運びは大変になります。

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三脚を選ぶ時に確認すること

三脚を選ぶときに見るポイント

三脚を選ぶ時に確認して欲しいポイントがいくつかあります。

今回は

  • メーカー
  • 耐荷重
  • 素材
  • 機能
  • 伸ばした脚のロック方式
  • 三脚の段数

この6つについて解説していきます。

おすすめの三脚メーカー

三脚のレオフォトロゴ

Amazonなどではよくわからないメーカーの三脚が、
高スペックの割に低価格で販売されていますが、
私は大手のメーカーやレビューの多いメーカーを選ぶことをお勧めします。

おすすめのメーカーは

などがあります。

マンフロットとレオフォトは実際に使用してきたので、
簡単に紹介します。

マンフロット

低価格で初心者向けの製品から、
プロ仕様で高性能なハイアマチュア向けの製品まで幅広く展開しています。

初心者の方はまずマンフロットの三脚を購入してみると、
失敗は少ないと思います。

レオフォト

性能や価格帯から中級者以上をターゲットにした製品が多くあります。

最高級ブランドのGitzo(ジッツオ)と同じようなスペックの三脚が、
半額くらいで購入できるのでコスパがいいメーカーです。

使用してみて不満に思うこともほとんどなく、
いまイチオシの三脚メーカーです。

いつかGitzoの三脚を使ってみたい気持ちはありますが・・・。笑

耐荷重

各製品ごとに目安となる値が記載されていますが、
明確な基準がないため、
メーカーごとに耐荷重にばらつきがあります。

大手メーカーの場合でも、
使用するカメラの2〜3倍程度の耐荷重があると安心です。

大きなレンズをつけた場合はバランスが崩れやすいので、
耐荷重やサイズが大きな三脚を使用することをお勧めします。

耐荷重ギリギリで買うと危険

素材

カーボン製独特の編み込んだ模様

素材は数千円で買えるプラスチック製のものや、
アルミ、カーボンなどがあります。

素材 カーボン アルミ プラスチック
価格
耐久性
重さ

プラスチック製

今回話しているプラスチック製とは脚がアルミやスチールでも、
パーツの一部分がプラスチックで出来ているものを含んでいます。(ロック部分など)

価格は手頃でも耐久性は期待できず、
使用頻度が多いと余計に出費が増える可能性がある。

ミラーレスや一眼レフを使う場合は、避けた方がいい。

数千円の三脚に数十万円のカメラって怖くないですか?

アルミ製

耐久性はあるもののカーボン製と比べ、
振動の吸収性が劣っていたり、若干重たくなります。

寒い環境だと三脚がかなり冷たくなり、
素手で触れると手がくっつくこともあります。

カーボン製

三脚の中では一番高級で高性能な素材です。

アルミ製三脚の弱点を克服し、
価格以外多くの部分で優れています。

価格は高くても一度購入すると長い間使えると思います。

お勧めの素材はカーボン製

機能

お椀型のパーツで水平を調節します

三脚の機能といえば主にカメラを載せることですが、
以下の機能を搭載した三脚もあります。

  • センターポール(ほとんどの三脚に搭載している高さを調整するもの)
  • レベリング(水平調節)
  • 三脚のサイドにネジ穴がある(スマホやライトを取り付ける)

センターポールについて

高さを微調整するときにあるとかなり便利です。

一方弱点は、
揺れに弱くなったり三脚の重心が上がり倒れやすくなることです。

伸ばした脚のロック方式

意外と重要だと思うのがロックの方式です。

大きく分けて2種類

  • レバーロック
  • ナットロック

レバーロック

レバーロックの三脚(レバーを上げてロックを解除している様子)

レバーを引くことでロックが外れ三脚の脚が伸び、
戻すことでロックがかかります。

エントリー向けから、
プロ仕様の三脚まで幅広く採用されています。

レバーロックのメリット
  • ロックされているのか一目でわかる
レバーロックのデメリット
  • 緩むと治すのが面倒
  • 冬季の寒い時期に手袋をはめての操作は難しい
  • 個体差が大きい(ロックの操作感)
レバーロック式三脚の販売店や経験談

家電量販店(ヤマダ電機やケーズデンキなど)で販売している多くは、
このタイプだと思います。

ロックが緩むと工具を使って直す必要があり、
メンテナンスで分解するのが少し大変など、
ロック部分の構造が複雑なため壊れると直すのが難しい。

レバーにバネが入っているものがあり、
過去に指を挟み内出血したときは結構痛かったです。笑

ナットロック

ナットロックの三脚(まわしてロックを解除している様子)

ロックをナットのように回して固定や解除します。

主に中級者向け以上の三脚に多く採用されているイメージがあります。

ナットロックのメリット
  • 故障のリスクが低い
  • 回せばロックがかかるため展開が早い
  • 手袋をつけていても操作がしやすい
ナットロックのデメリット
  • ロックされているか分かりづらい
ナットロック式三脚の販売店や経験談

普通の家電量販店にはあまり置いていないですが、
駅前の大型家電量販店(ヨドバシやビックカメラなど)にはあります。

特徴として展開が早くロックは絞め加減で決まるので、
しっかり絞めると緩むことはありません。

メンテナンスで分解するときに工具が不要で、
構造がシンプルなためトラブルが起こりにくい。

私のおすすめはナットロックタイプです

三脚の段数

三脚は脚を伸ばすと徐々に細くなっていきます。

例えば私が使用している、
レオフォトのLS-324CEXの場合太い順に32/28/25/22mmとなります。

三脚の脚は細くなるほど振動を受けやすかったり、
段数が増えれば歪みが大きくなります。

一方、段数が増えればコンパクトになるというメリットもあります。

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まとめと現在使用している三脚

私は現在下の3つの三脚を主に使用しています。

左からピークデザイン トラベルトライポッド レオフォト LS-324CEX レオフォト LM-404C

↑商品名をクリックすると公式サイトの商品ページにジャンプします。

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価格は張りますが、この3つは間違いないです!

三脚選びもかなりの沼なので、
慎重に自分が使うカメラと照らし合わせて選んでください!

私が撮影した写真はTwitter・Instagramに投稿していますのでそちらもぜひご覧ください!

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