株式会社コシナが取り扱うブランド、Voigtlanderの“NOKTON classic 40mm F1.4 SC”
かっこいい見た目にノスタルジックな写りのマニュアルフォーカスレンズ!
発売から約20年経つこのレンズの魅力を紹介します。
NOKTON classic 40mm F1.4 SCの作例
まずは簡単な作例から紹介します。
写真は全て秋の早朝にα7Ⅲで撮影しています。
ほとんどいじらず撮って出しでノスタルジックなフィルムで撮影したように仕上がっています。
ここから現像してもいいですがこのままでも全然ありかなと思います。
パープルフリンジなどはしっかり出る!がそこも味として楽しむ!
NOKTON classic 40mm F1.4 SCとは?
▼コシナのVoigtlanderについてはこちら
NOKTONとは?
Noktが夜を意味しており夜に使えるF値がf1.5より小さい(明るい)レンズに付けられる。
ちなみにライカではf1.4のレンズをSummiluxと呼ぶ。
レンズマウント
Voigtlanderが作ったライカMマウントと互換性のあるマウントが採用されています。
SCとMCの2種類
レンズのコーティングの違いです。
SC→シングルコーティングはオールドレンズ風のクラシカルな色味が出やすい
※単層コートと表記してある場合がある
MC→マルチコーティングはニュートラルな色で現代のレンズと同じような色味
今回紹介しているのはSCです。
▼SC(シングルコートまたは単層コート)
▼MC(マルチコート)
どちらを選んでも楽しめると思いますが、選択ミスをしないようにチェックしてください!
SCの方は青字でS・Cと刻印されており、MCの方は特に刻印がないようです。
レンズの詳細(スペック・価格)
発売日 | 2004年4月10日 |
価格(希望小売価格) | 50,000円(税別) |
焦点距離 | 40mm |
最小絞り | F16 |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最短撮影距離 | 0.7m |
最大径×全長 | φ55.0×29.7mm |
フィルターサイズ | φ43mm |
重量 | 175g |
レンズフード | LH-6(別売) (希望小売価格 6,000円税別) |
レンズ自体コンパクトで重さは175gです。
最短撮影距離は0.7mなので現代では寄れないレンズだと思いますが、ヘリコイド付きアダプターを使うことで縮めることができます。
マウントアダプターについてはこの後紹介します。
VMマウントレンズをミラーレスカメラで使用する方法
マウントアダプター
各メーカーのマウントに変換できるアダプターが販売されており、私の場合ソニーのα7Ⅲに付けるのでMマウント→Eマウントに変換するアダプターを使用しています。
ヘリコイド付きマウントアダプター
今回のレンズやオールドレンズは最短撮影距離が長いレンズが多く、それを解消するのがヘリコイド付きのマウントアダプターです。
回して繰り出すことで最短撮影距離を変えることができ、繰り出し幅が多いほど最短撮影距離が短くなります。
一般的な繰り出し量は4mmくらいですが私が使用しているのは6mmのものでマクロのように使えます。
私が使用しているマウントアダプターは販売終了したようですが同じような製品は下のリンクをチェックしてください!
マウントアダプターの価格
約4000円〜1万円前後
ヘリコイド付き
約1〜2万円前後で購入できます。
マウントアダプターを使用する際の注意点
SONYのα7Ⅲを使った場合で解説しますが、他のカメラメーカーでも同じだと思います。
Exif情報が記録されない
後々写真を振り返った時に撮影時のF値がわからないと不便に感じることがあります。
※電子接点付きのマウントアダプターも販売していますが今回のレンズ自体に電子接点がないので使っても意味がない。
電子接点付きマウントアダプターの場合、価格が2〜3倍(約5万円〜)に跳ね上がります。
カメラの設定によってはシャッターが切れない
レンズなしでシャッターが切れるように設定を変更してください。
手ぶれ補正を手動で合わせる
手ぶれ補正の項目に手動で変更できると思いますので使うレンズ焦点距離を入力します。
まとめ
コンパクトでスナップなどにおすすめのレンズだと思います。
オートフォーカスはありませんが、ポートレートで使っても楽しいレンズなのでぜひ使ってみてください!
レンズ購入の際はマウントアダプターもお忘れなく!
もちろんM型ライカなどMマウントのカメラに直接つけても大丈夫です!
私が撮影した写真はTwitter・Instagramに投稿していますのでそちらもぜひご覧ください!
またコメント質問等は各SNSのDMでお待ちしております。