今ではGRⅢを毎日のように持ち歩いています。
しかし、昔の私は「こんなカメラを誰が買うんだろう」と思っていました。
フルサイズのミラーレスや大きな望遠レンズを使い、高性能な機材を追い求めていた私が、最終的にポケットへ入るカメラを選ぶことになるとは想像もしていませんでした。
今回は、私がGRⅢを購入するまでの話を書いてみようと思います。
Nikon D5500でカメラを始める
私が本格的にカメラを始めたのは2015年ごろです。
購入したのはNikon D5500 ダブルズームキットでした。
このカメラを機に、本格的に写真を撮るようになります。
当時は撮影が楽しく、休日になるとカメラを持って出かけていました。
しかし、しばらく使っていると少しずつ家に置いていくことが増えていきます。
決して大きすぎるカメラではありません。
それでも「今日は持っていかなくてもいいかな」と思う日が少しずつ増えていきました。
当時は理由を深く考えませんでしたが、今振り返ると、この頃から「気軽に持ち歩けること」の大切さを感じ始めていたのかもしれません。
子どもが生まれ、もっと良いカメラが欲しくなった
子どもが生まれたことで、「もっときれいに写真を残したい」と思うようになりました。
もっときれいに撮りたい。
もっと失敗せずに撮りたい。
そんな思いから、新しいカメラを探し始めます。
YouTubeをきっかけにGH5SとG9 PROを購入
2019年ごろ、YouTube動画を撮ってみたいと思うようになりました。
当時はYouTubeばかり見ていたこともあり、「動画撮影ならGH5S」という印象が強く、Panasonic GH5Sを購入します。
その後すぐにPanasonic G9 PROも購入しました。
D5500と比べると描写やAF性能は自分には大きく向上したように感じ、カメラを持ち歩く機会も以前より増えていきました。
写真家を目指してソニーへ
GH5SとG9 PROを購入してから約半年後、私は生意気にも写真家を目指すようになります。
そこで購入したのがSony α7Ⅲでした。
このAFの性能を体感すると撮れないものはないのではないかと感じました。
ここから私の機材選びは大きく変わります。
「写真を撮るための道具」というより、「より高性能な機材」を求めるようになり、スペックを重視するようになりました。
コロナ禍で動物撮影に夢中になる
2020年になるとコロナ禍の影響で、街へ撮影に出かける機会は大きく減りました。
そこで夢中になったのが動物撮影です。
もっと速いAFが欲しい。
もっと連写性能が欲しい。
もっと遠くまで撮りたい。
そんな思いから、
- α9
- α7SⅢ
- α1
- FE 600mm F4 GM OSS
と、機材はどんどん増えていきました。
完全にスペック重視の機材選びになっていたと思います。
機材は最高。でも気軽さは失われていた
性能にはとても満足していました。
しかし、その一方で機材はどんどん大きく、重くなっていきます。
それでも写真を撮ることは好きだったので、総重量10kgを超える機材を背負って山へ登ることもありました。
今思えばかなり極端だったと思います。
さらに、スマートフォンでも十分な場面でも、必ずフルサイズのαシリーズを持ち歩いていました。
「せっかく良いカメラを持っているのだから、スマートフォンで撮る理由はない。」
当時は本気でそう考えていました。
動物撮影から少しずつ離れるようになった
やがて動物撮影をする機会は少しずつ減っていきました。
飽きたというより、大きな機材を持ち歩き続けることに疲れてしまったという方が正しいと思います。
また、動物写真に対する考え方も、この頃から少しずつ変わっていきました。
この話については長くなるので、別の記事で詳しく書こうと思います。
スマートフォンでは満足できなかった
だからといって、スマートフォンだけで満足できるわけでもありませんでした。
長年フルサイズ機を使ってきたことで、スマートフォンで撮った写真では物足りなさを感じるようになっていたのです。
そこで私が探し始めたのが、
「スマートフォンよりきれいに撮れて、毎日持ち歩けるカメラ」
でした。
高級コンパクトカメラという選択肢
2022年ごろ、高級コンパクトカメラという存在を本格的に意識するようになります。
候補は2台でした。
- FUJIFILM X100V
- RICOH GRⅢ
どちらも以前から存在は知っており、YouTubeでも何度も見ていました。
それでも当時の私は、
「こんなカメラを誰が買うんだろう。」
そう思っていました。
大型のカメラを使っていた私には、その魅力がよく分からなかったのです。
第一候補はX100Vだった
実は最初に欲しかったのはX100Vでした。
クラシックなデザイン。
ハイブリッドビューファインダー。
そしてフィルムシミュレーション。
私はRAWで撮影することがほとんどですが、それでもフィルムシミュレーションには惹かれていました。
しかし当時は人気と半導体不足の影響もあり、欲しくても購入できない状態が続いていました。
そしてGRⅢを選んだ
そこで候補として残ったのがGRⅢです。
APS-Cセンサーを搭載しながら、ポケットに収まるサイズ。
このサイズで高画質なカメラは非常に珍しく、私が求めていた条件に最も合っていました。
そして2023年2月ごろ。
まだヨドバシカメラには在庫があり、私はGRⅢを購入しました。
まとめ
GRⅢを購入した理由は、とてもシンプルでした。
「小さくて、いつでも持ち歩けるから。」
しかし、実際に使い始めると、このカメラの魅力はサイズだけではありませんでした。
写真との向き合い方や、カメラを持ち歩く楽しさを思い出させてくれる存在だったのです。
その話については、「実際にGRⅢを使って感じたこと」として、別の記事で詳しく書こうと思います。





