発売からもう直ぐ6年経過するα7Ⅲ
発売から数年間圧倒的な人気を誇ったカメラですがいま購入するのはどうなのか?
現在は後継機としてα7Ⅳの登場もあり話題としては少なくなりましたが改めてα7Ⅲについて紹介します。
SONY α7Ⅲの概要
α7Ⅲについて下の項目で簡単に紹介します!
- 発売日
- スペック
- 現在の新品と中古価格
発売日
スペック
ポイントとなるスペックを簡単に紹介します。
▼もっと詳しくスペックを確認したい場合はソニーストアのページで確認してください。
画素数 | 約2420万画素 (総画素数約2530万画素) |
動画撮影 4K(3840 x 2160)の場合 | 30p(約100Mbps) |
動画撮影 HD(1920 x 1080)の場合 | 120p(約100Mbps) |
Log撮影 | 可能(S-Log2、S-Log3など) |
ロックオンAF | 可能 |
リアルタイム瞳AF | 人物、動物(一部)に対応 |
フォーカス測距点数 | 35mmフルサイズ時 693点(位相差検出方式) フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時 299点(位相差検出方式) APS-Cレンズ装着時 221点(位相差検出方式) 425点(コントラスト検出方式) |
検出輝度範囲 | EV-3-20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
手ぶれ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正(5.0段) |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒(条件あり) |
ファインダー | 1.3cm(0.5型) 2,359,296 ドット |
液晶モニター | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 921,600 ドット |
サイズ・重さ | 126.9×95.6×73.7 mm 約650g (バッテリー、メモリーカードを含む) 約565g (本体のみ) |
バッテリー | NP-FZ100 |
撮影枚数(静止画) | ファインダー使用時:約610枚 液晶モニター使用時:約710枚 |
撮影時間(動画) | ファインダー使用時:約115分 液晶モニター使用時:約125分 (連続で撮影できる時間は約29分の制限あり) |
現在の新品と中古価格
新品価格
ソニーストア価格(オンライン・2024年1月19日時点)
税込 284,900円〜
価格.com(2024年1月19日時点)
税込 218,796円〜
中古価格
中古価格はマップカメラの価格を参考に紹介(2024年1月19日時点)
良品 税込174,700円前後〜
並品 税込140,000〜170,000円前後
▼マップカメラのα7Ⅲ中古ページ
いまα7Ⅲを買うのはありなのか?
趣味での使用でしたら多くの方が満足できる機種だと思いますが、使用用途によるので確認していただきたいところがあります。
- 画素数に関して
- AF(オートフォーカス)に関して
- 動画撮影に関して
- そのほか気になる点
画素数に関して
カメラの高画素化が進む現代においては少し少ない印象だが、実際は2420万画素があれば事足りるケースが多い。
大きくトリミングをした上で大きくプリントする場合を除き、SNS投稿やスマホで見る分には充分な画素数がある。
高画素にはメリットもデメリットもありますので用途に応じて選択することが大切です。
AF(オートフォーカス)に関して
動体撮影が多くここを重視する方は最新機種のα7Ⅳやα7CⅡなどの後継機種にすることをお勧めします。
ロックオンAF
α7ⅢにはロックオンAFが搭載されているが、後継機種ではトラッキングAFと呼ばれるものが採用されており似たような機能だが精度が大きく異なる。
人物はもちろん動物やスポーツなどの動きものの撮影では大きな差になります。
とはいえスナップや風景写真など被写体が高速で移動しない場合は問題なく使用できる。
オールドレンズで遊ぶ
当時オートフォーカスに定評があったが、現在はそれを超えるカメラが増えてきた。
オールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをメインに使っても面白いんじゃないかと思います。
動画撮影に関して
家庭や趣味、最低限の業務用途(サブ機としてなど)での使用には大きな問題はないと思います。
しかし業務メインで使用する際は注意が必要です。
業務用途での使用
- 撮影時間が30分以内
- 大きく色編集を行わない
上記の条件がクリアできれば問題ないと思います。
色編集に関してα7ⅢはLog撮影に対応していますが8bitでの記録しかできません。
後継機種のα7Ⅳでは10bitのLog撮影に対応しています。
情報量が多ければ編集の際に有利になる一方、データ量が増えパソコンのスペックも重要になります。
家庭や趣味での使用
家庭利用でも子供の発表会や運動会で使うことを想定しているなら、動画が30分の制限がネックになる場合があります。
そのほか気になる点
- オートホワイトバランスが弱い
- 連写時のバッファ解消時間
- 小指あまり問題
- いまのところ現行品
- 液晶モニターがチルト式
色味とホワイトバランスについて
SONYのカメラは色味が悪いと言われることがありますが、個人的には色味ではなくオートホワイトバランスの問題が大きいと考えています。
SONYのカメラ全般オートホワイトバランスに関して精度が残念ですが、ホワイトバランスをオートから手動にしたりカスタムすることである程度対応可能。
RAW現像の環境が整っているのであれば、撮影後に編集可能なので私はそこで調整することが多いです。
α7SⅢから搭載されたセンサーでホワイトバランスの精度がかなり向上しましたが、α7Ⅳには搭載されていません。
連写について
ずっと連写する場合はたまに詰まることがある。
連写速度も最高約10コマ/秒なので少ないわけではないが、連写を多用する予定があるなら注意するポイントになります。
小指余り問題
小型のレンズであれば気にすることはないと思う。
大型レンズ(大口径レンズや望遠レンズ)を使うときは持ちにくさを感じることがあるが、逆にいえばボディがコンパクトということ。
L字のブラケットや小指余り解消グッズも出ています。
私が使用しているL字ブラケットは下の製品です。
いまのところ現行品
発売開始から時間は経っているがソニーストアでも購入可能な現行品です。
修理の際も部品がないということは今の所なさそうだが、いつラインナップから消えてもおかしくないと考えています。
この点は中古で購入するとしても大事なポイントになると思います。
液晶モニターがチルト式
好き嫌いが分かれるチルトとバリアングルですが、個人的にはチルトが好きです。
このカメラで自撮りを想定していないのと横位置での撮影が多いからです。
横位置での撮影が多い場合レンズの光軸上にモニターがあるので撮影しやすい一方で、ローアングルの縦位置の撮影は一か八かで撮ることがあります。
万能なのはバリアングルまたは最近増えてきたどちらもいける便利な4軸モニターですが、高価格帯のカメラにしか搭載されていません。
今後発売されるであろうα7Ⅴ(仮)に搭載されることを願っています。
α7Ⅲを買うなら新品か中古か?
新品を買うならソニーストアがおすすめだが・・・。
SONYのカメラは基本的にソニーストアで買うのがお勧めです。
安心プログラムに加入すると3年ワイド保証が無料でつけられ、5年は保証金が半額になるほか、直営のショップでメンテナンス(センサークリーニングなど)が半額で受けられるなど特典が多い。
非売品のノベルティがもらえることもある(カメラのフィギュアなど結構嬉しい)
ただ、6年経過したカメラのため家電量販店などではかなり値引きしている場合がある。
新製品ならソニーストア一択でお勧めするがこれだけ年数が経過すると安い店舗で探すのもアリかなと思います。
中古を買うなら現物を見るか信頼できるショップで
中古のカメラ屋さんは会社ごとに商品状態の表記や基準が曖昧なためよく調べる必要がある。
中古のカメラやレンズを今後買い替えて運用していく予定がある方にはマップカメラをお勧めします。
マップカメラでカメラやレンズを購入すると買取額アップのシールがついてきて、売却の際査定がアップするのでお勧めです。
またα7Ⅲを中古で買うことを検討している場合、初代α9もスペック的に魅力があります。
まとめ
α7Ⅲは現在でも全然使えるカメラだが、後継機種の方が優れていることも多い。
新品のα7Ⅲを買うなら思い切ってα7Ⅳにするのもおすすめ!
α7Ⅲで機能的には問題なく価格を抑えたい場合は中古品の検討もお勧めです!
私が撮影した写真はTwitter・Instagramに投稿していますのでそちらもぜひご覧ください!
またコメント質問等は各SNSのDMでお待ちしております。