今回は、
風景写真を撮る時に使う必要なものと、
必ずではないがあったら便利なものを紹介します。
写真を撮りに行く前にチェックして、
忘れ物や買い忘れがないようにしましょう!
風景写真で必要なもの
絶対に必要なのは
- カメラ
- レンズ
当たり前ですが、この2つです。
風景撮影でPLフィルターや三脚は絶対必要かと言われると、
絶対必要なわけではないと考えています。
カメラの選び方
風景写真の場合、
高感度や高速なAF(オートフォーカス)は基本的に必要ありません。
どんなカメラでも大丈夫です!
撮った写真を大きくプリントしたい場合は、
高画素のカメラにするのもありですが、
多くの場合2000〜3000万画素あれば必要十分です。
ちなみに2000〜3000万画素あると、
大体A3用紙くらいまでなら綺麗に印刷できると思います。
高画素機については下の記事で詳しく解説しています。
レンズの選び方
レンズ選びは単焦点レンズかズームレンズ、
焦点距離とF値で解説します。
単焦点レンズとズームレンズの違いは下の記事で紹介しています。
単焦点レンズかズームレンズか
単焦点レンズのメリット
- 明るいレンズが多い(風景撮影に重要ではない)
- 描写力が高いレンズが多い
ズームレンズのメリット
- 画角を変えられる
私は風景写真の場合、
単焦点レンズよりズームレンズの方が便利だと思います。
レンズの焦点距離
どのレンズでも撮影できますが、
私が一番使うレンズは70-200mmのレンズです。
風景写真は広大な景色を撮るために広角レンズがいいと思っている方が多いと思います。
間違いではないですが、
広角だけだとその場で1.2枚撮影して終わりになってしまったり、
余計なものが写り込んでしまうなどがあります。
望遠レンズの場合見えている風景の一部を切り取ることができ、
主題と副題がわかりやすく、
構図の組み立ても簡単になると思います。
ただ、広角レンズや標準レンズを使う時もあります。
持っている場合は全部持っていきましょう!
私が70-200mmのレンズをお勧めする理由は下の記事でも紹介しています。
レンズのF値
風景写真では、
全体にピントを合わせるため絞って(F値を上げて)撮影することが多いです。
そのため、多少暗いレンズでも問題ありません。
ただ、F値が暗いレンズは描写力も少し落ちるものが多いです。
写真を撮りに行く時にあると便利なもの
実際に私が風景写真を撮りに行く時に持っていくものを例に紹介します。
- 三脚
- PLフィルター
- NDフィルター
- ハーフNDフィルター
- レリーズ(ケーブル型やリモコン型)
- 予備バッテリー
- メンテナンス用品
- ゴミ袋(カメラとレンズが入るくらいの大きさ)
- 懐中電灯
- 熊鈴・熊撃退スプレー
これらのものについて解説していきます。
三脚
三脚は撮影頻度や機材によって選ぶといいと思います。
三脚の選び方は下の記事で紹介しています。
撮影頻度や使用環境で選ぶ
撮影頻度が少ない場合は(年間数回程度)、
あまり高価な三脚を買わなくてもOK!
金額は2〜5万円(雲台に+1〜2万円くらい)くらいのものがおすすめです。
使用頻度が多い場合は(毎週や毎日)、
耐久性を考えて少し高価な三脚を選択肢に入れてみてください!
金額は5〜15万円(雲台に+2〜10万円以上)くらいのものがいいと思います。
使用する環境が厳しい(寒さ、風、水辺など)ときは、
耐荷重に関係なく安定感のある三脚を選ぶことをお勧めします。
機材で選ぶ
使用頻度が少ない場合でも、
カメラやレンズが大きい場合はしっかりした三脚が必要になります。
高価なカメラの命を預ける三脚が貧弱だと壊れた時、
すごく後悔すると思います。
三脚には耐荷重が目安として記載されています。
カメラとレンズの重さの2〜3倍くらい耐荷重があると安心かと思います。
PLフィルター
PLフィルターはものの反射を抑える時に使用します。
例えば、
- 葉っぱに当たった光(葉の緑色が鮮やかになる)
- 空のかすみ(空の青色が鮮やかになる)
- 水面の反射
などがあります!
使い方はフィルターを回して反射の除去加減を調整します。
レンズが複数本あり、
それぞれのフィルター径が異なる場合、
一番大きいフィルター径に合わせる。
この説明は次に紹介します。
NDフィルター
NDフィルターはレンズから入ってくる光の量を制限する時に使用します。
例えば、
- 水の流れ(滝や噴水など)
- 雲の流れ
- 人の流れ(動いている人をブラしたり消したりできます)
- 花火
などがあります。
使い方はレンズに装着するだけです。
また、複数枚重ねることができます。
注意点は
- レンズのフィルター径を確認すること
- 重ねすぎると四隅がけられる(暗くなるまたは写らない)
- フィルターを重ねるときは濃さが薄いものからレンズにつける
フィルター径(サイズ)がレンズごとに異なる場合の対策
フィルターがレンズより大きい場合は、
ステップアップリングを使って調整できる。
PLフィルターも同様です。
レンズごとにサイズがバラバラのなら、
持っているレンズの一番大きいサイズに合わせて購入し、
小さいものにはステップアップリングを用意すると費用が抑えられる。
似たようなものでステップダウンリングもある。
ステップダウンリングはフィルターよりレンズが大きい時に使用しますが、
使い道がわかりません。笑
クロップモードで使うのかな?
ハーフNDフィルター
NDフィルターは全体の光量が落ちますが、
ハーフNDフィルターは、NDの効果が欲しいところを調整できます。
上下左右の明暗差が大きい時に役立ちます。
多くは日の出日の入りの時に使います。
レリーズ
カメラに触れずにシャッターを切りたい時に使用します。
三脚に固定してスローシャッターで撮影する時に、
カメラのシャッターボタンを押すと、
その衝撃で写真がぶれてしまうことがあるためです。
ない場合は、
セルフタイマーやスマホから遠隔でシャッターを切れれば代用可能です。
予備バッテリー
撮影中にバッテリーがなくなると困ります。
バッテリー持ちが心配な場合や、
寒い環境で撮影するときはバッテリーの減りが早くなります。
すでに持っている方は持っていき、
持っていない場合、
カメラによりますがモバイルバッテリーでも代用できます。
メンテナンス用品
雨や砂などがついた時にメンテナンス用品があると便利です。
私が持ち出すメンテナンス用品は
- ブロワー
- クリーニングティッシュ
- レンズペン
- カメラ用クロス
- カメラ用ブラシ(刷毛)
などを使っています。
詳細は下の記事をご覧ください。
ゴミ袋
ゴミ袋としてはもちろんですが、
簡易的なレインガード(カメラの雨避け)としても使えます。
また、撮影時に汚れた三脚の石突(三脚脚の先端)を包むことで、
車内が汚れるのを防ぐこともできます。
輪ゴムもセットで持っておくとより便利です。
懐中電灯
早朝や夜の撮影の場合、
周囲が暗いことが多くあります。
スマホのライトでもいいですが、
バッテリーを消耗するので持っていると便利です。
熊鈴
北海道内はどこに行ってもヒグマが現れる可能性があります。
念の為、お守りとして熊鈴を持っているといいと思います。
熊鈴を持つことで遭遇確率を下げることはできますが、
実際遭遇した場合、熊鈴には効果はありません。
熊撃退スプレーがあるとより安心です。
価格は
- 熊鈴 数百円〜3,000円くらい
- 熊撃退スプレー 1万円前後
まとめ
今回は風景写真を撮りに行くときに持っていくものを紹介しました。
まとめてみると思っていたより多くてびっくりしました・・・。笑
何が必要か迷った際に参考になれば幸いです。